
SHR脱毛について
一般的な脱毛と同様にレーザーを照射する脱毛方法ですが、レーザーの照射の場所、温度、効果などがちがいます。一般的なレーザー脱毛を熱破壊式脱毛といい、SHR脱毛を蓄熱式脱毛としており、その違いを下の表にまとめました。
※効果や感じ方には個人差がございますので、ご不安な点等がございましたら、お気軽にスタッフまでおたずねください。

バルジ領域とは
毛根よりも、表皮に近く浅い場所にあり、発毛のための司令塔ともいえる部分で、発毛因子を作り出しています。
発毛因子とは、いわゆる『毛の種』であり、まかれた種により毛根の下端の細胞が育ち、発毛や育毛へつながっていきます。

施術に関する副作用・リスク
赤み、熱感、かゆみ、痛み、乾燥などが2週間程度続くことがあります。また、以下のような症状が起こることがあります。
皮膚反応・炎症系
熱傷、ざ瘡(ニキビ)の悪化、毛嚢炎、埋没毛、膿疱、皮剥離、水疱形成、内出血、腫脹
色素・肌質変化
色素沈着、色素脱失、ほくろ/しみの部分が薄くなる・消える・一時的に濃くなる、隆起、肝斑の悪化、潜在性肝斑の惹起
毛に関する変化
コメド(毛穴の詰まり)、白髪、眉毛・睫毛・毛髪の脱落、硬毛化
施術に関する注意点
施術を受けられない方
- ペースメーカー/ICD
- 妊娠中・産後3か月以内((3か月以内の中絶・流産含む)
- ヘルペス
- 知覚障害
- タトゥー、アートメイク
- 2週間以内の日焼け
- がん(悪性腫瘍の未治療~治療中)
- 隆起しているほくろ
※Skin52(色素改善)の場合、施術範囲及びその周囲はレーザー治療を受けられなくなる可能性があります。
施術に注意が必要な方
- 授乳中
- てんかん
- アトピー
- 心疾患
- 膠原病
- ケロイド体質
- 光過敏症
- 糖尿病
- 炎症性にきび
- 肝斑
- 感染症
- 金属挿入部/金の糸
- 内服薬/外用薬
- 手術部位の施術(2カ月以内)
- 1カ月以内のレーザー照射
- プロテーゼなどの注入物
- 3日以内のワクチン接種
- 薬物アレルギー
- ハイドロキシン配合化粧品
- レチノール配合化粧品
日焼けについて
日焼けをした状態の肌には施術を行うことができないため、施術の前後2週間は日焼けをしないようにしっかりとUVケアを行っていただきますよう、お願いいたします。また、以下に当てはまる方は、施術をお断りする場合がございます。
レーザーがシミよりも「日焼けによってメラニンが増えた肌」に反応して火傷になってしまうためで、患者さんの肌を守る観点からご理解・ご了承をお願い申し上げます。
日焼けによって施術をお断りする場合
- 2 週間以内に1 時間以上 直射日光(※1)を浴びている方
- 日焼けから2週間が経っているが、スキントーンが戻っていない方
- 日焼けの対策(※2)を行っていても、スキントーンが濃い・日焼後の炎症があると医師や看護師が判断した方
- 慢性的に日光を浴びている方(※3)
※1:日焼けサロンも含みます
※2:日焼け止め、長袖、長ズボン、日傘、帽子、アームカバー、スカーフ、サングラスなどの対策を行っていても、医師が慎重に判断いたします
※3:火傷・色素沈着・色素脱失《白く抜ける》・発赤・腫脹のリスクが高くなるためです。たとえばバーベキュー・海水浴・登山・運動会・プール・スポーツ観戦・海外旅行・フェス・運動(ゴルフ、サーフィン、ウインタースポーツ、テニス、野球、サッカーなど)など
施術前日~当日の準備、注意点
シェービング
施術前日の夜に施術部位のシェービングをします(男性のヒゲは当日の朝で問題ありません)
- 当院でシェービングは行っておりません。
- シェービングをしていない(または剃り残しがある)箇所は照射ができません。その場合は次回のご予約をお願いいたします。
- カミソリ負けをしている箇所は照射できないことがありますので、電気シェーバーのご利用をおすすめしています。顔や産毛のシェービングに向いているI字、ボディのシェービングに向いているT字がありますが、いずれも家電量販店やインターネットで2,000円程度で購入できます。
- 脱毛クリームは使用しないでください。また、毛抜きは行わないでください。2週間以内に処理が認められた場合は、施術を行うことができません。
保湿
乾燥していると肌の負担になるため、十分に保湿しましょう。
ただし、施術前は制汗剤やボディクリーム等をつけることはできないのでご注意ください。
日焼け対策
施術前は日焼け止めを塗ることができないので、長袖・マスク・帽子・日傘などで対策を行ってご来院ください。
ご来院時間
予約時間=施術時間と設定しております。ご来院が送れると施術ができないことがございますので、時間に余裕をもってお越しください。
治療の流れ
- カウンセリング
- スキンチェック
- ジェル塗布・照射
- アフターケアの説明
※1と2~4は別日となります
※所要時間は30分~120分程度

施術当日の注意点
- 看護師によるスキンチェックを行います
- 傷痕・ほくろは避けて施術することがあります
- 照射するとほくろやしみの部分が薄くなる/消える/一時的に濃くなることがございますので、避けてほしい場合は、事前にご申告ください
- 髪の毛・眉毛の周囲は 0.5cm 以上あけての照射になります
- 粘膜・まぶた・眉間・鼻筋・甲状腺上は施術できません
- お肌の状態により、治療の経過をたどるための写真撮影を行うことがあります
- 施術中に担当医、看護師以外のスタッフが入室することがあります
- 施術は2名で担当することがあり、施術時間が前後する可能性がございます
施術後の注意点
スキンケア、メイク | 当日から可能です。しみる場合は翌日から可能です。 |
シャワー | 当日から可能です。 赤みのあるうちは照射部位を強くこすらず、メンソールの入ったクール系の洗浄料は使わないでください。 |
入浴 | 翌日から可能です。赤みがある場合はひいてから可能です。 |
クーリング | 赤み・かゆみの症状が続く場合、冷たいタオルで冷やしてください。 |
UVケア | 施術を受けている期間は、UVケアをしっかりと行いましょう。日常的に日焼け止めを使ってください。また、色素沈着・色素脱失の原因となるため、日光を多く浴びる環境は避けましょう。 |
保湿ケア | 施術後は肌の水分量が少なくなり、乾燥やかゆみを生じることがあります。しっかりと保湿ケアを行いましょう。(保湿で肌が柔らかくなると、次の施術の効果が高まったり痛みが軽減したりする利点もあります) |
マッサージ | 施術部位のマッサージは1週間後から可能です。色素沈着の原因となるため、1週間以内は施術部位の摩擦を避けてください。 |
照射期間 | 1カ月あけます。 |
その他 | 施術後は、赤みが引くまで塩素の強いプールは避けましょう。血行が促進されると炎症が長引いたり悪化したりするため、激しい運動や飲酒、サウナ、ホットヨガ、温泉なども控えてください。毛は無理に抜かないでください。 |