
美容点滴、美容注射とは
点滴や注射で体の不調等に対して改善を図ります。
効果の出方には個人差があり、全ての方に同じ効果が得られるわけではありません。また、副作用が出ることもありますので、必ず医師の診察の上でおこなっています。
各種 点滴、注射の効果効能と副作用
名称 | 効果効能 | 副作用 |
---|---|---|
白玉ライト注射 グルタチオン600mg+生食20ml | 美白作用、シミ・くすみ改善、肝機能サポート、疲労回復 | まれに発疹・かゆみ・吐き気 ※アレルギー体質の方は注意 |
白玉レギュラー点滴 グルタチオン1000mg+ビタミンC2000mg+生食100ml | 美白作用、シミ・くすみ改善、肝機能サポート、疲労回復 | まれに発疹・かゆみ・吐き気 ※アレルギー体質の方は注意 |
スーパー白玉点滴 グルタチオン1800mg+生食100ml+ビタミンC2000mg | グルタチオン高用量による強力な美白・抗酸化作用、肌の透明感アップ、肝機能改善 | まれに点滴部位の痛み、頭痛、悪心、ごくまれにアナフィラキシー |
プラセンタ注射 ラエンネック1回(2A) | 更年期症状改善、疲労回復、肌のハリ改善、免疫力サポート | 注射部位の腫れ・発赤、まれに発熱・発疹 ※献血ができなくなる点に注意 |
アンチエイジング点滴 グルタチオン1800mg+アリナミンF100mg+ビタミンC2000mg | 美白・抗酸化作用に加え、ビタミンB1による疲労回復・代謝促進 アリナミンが加わることでグルタチオンのみの点滴よりも、より効果が期待できます | ビタミンB1で顔面紅潮やにんにく臭が出ることあり、点滴部位の痛み |
スーパーアンチエイジングメニュー ①グルタチオン1800mg+アリナミンF100mg+ビタミンC2000mg ②ラエンネック2A 筋注 | 美白・抗酸化・肝機能改善+疲労回復・代謝アップ+ホルモンバランス調整 アリナミンが加わることでグルタチオンのみの点滴よりも、より効果が期待できます | ビタミンB1で顔面紅潮やにんにく臭が出ることあり、点滴部位の痛み 上記に加えて①②をセットで点滴するため体調に応じて調整が必要 ※献血ができなくなる点に注意 |
肩こり点滴 グルタチオン1000mg+アリナミンF100mg | 抗酸化作用+ビタミンB1をバランスよく配合し、頭痛・肩こり・倦怠感・腰痛、疲労回復・二日酔いの軽減 | にんにく臭、発疹、点滴部位の痛み |
脂肪燃焼点滴 L-カルニチン1A+生食100ml | 脂肪酸をエネルギーに変える働きを助け、 運動時の脂肪燃焼効率をサポート | まれに吐き気・腹部不快感、体質により下痢や頭痛 |
グルタチオンについて
脳にとって重要な抗酸化物質
グルタチオンとは、人間の体内に広く分布するアミノ酸が3つ結合したペプチドという化合物で、主に肝臓で作られています。強力な抗酸化作用を持ち、さまざまな有害物質から人間の身体を守る働きがありますが、20代以降は加齢とともに減少していきます。
元々体内で作られている物質ですので安全性は非常に高いですが、ごく稀に頭痛や吐き気を訴える方がおられるようです。
グルタチオン高用量点滴は、効果には個人差があり、副作用やリスクが生じる可能性があります。これらを十分ご理解いただいた上で、希望される方に実施しております。
投与量について
日本で承認されている用量は1日100〜200mg程度ですが、美容や健康目的では、臨床研究で安全性が報告されている1800mg点滴を使用します。この用量は適応外使用(保険適用外)となります。
期待できる効果(※個人差があります)
- 美白、肌の透明感向
- 抗酸化作用によるエイジングケア
- シミ、くすみの改善サポート
- 肝機能のサポート、疲労回復の補助
起こりうる副作用
- 注射部位の痛み、発赤
- まれにアレルギー反応(アナフィラキシー)
- 頭痛、吐き気、発疹、倦怠感
- 製剤や調製の問題による発熱、炎症反応(極めてまれ)
安全性について
海外の臨床研究で1500mg/m²(体表面積換算で2400〜2900mg)の点滴でも安全に使用された報告がありますが、美容目的での有効性は十分に確立されていない点にご留意ください。投与中は医師・看護師が体調を確認し、救急対応体制を整えています。
ご利用にあたっての注意
- 妊娠中・授乳中の方はお控えください。
- 過去に薬剤アレルギー、喘息などがある方は必ずお申し出ください。
- 効果や実感には個人差があり、全ての方に同様の結果が得られるわけではありません。
成分について
プラセンタとは
プラセンタとは、フランス語で「胎盤」を指し、当院で使用するプラセンタ注射「ラエンネック」は、人間(ヒト)胎盤由来の医薬品です。(ちなみに、サプリメントや化粧品に用いられるプラセンタは、豚や馬など動物の胎盤から作られています。)
プラセンタ注射の主な効能・効果は、「慢性疾患における肝機能の改善」、「更年期障害・乳汁分泌不全」などですが、これら以外にも、冷え症・シミやくすみ、薄毛や白髪の改善・肩こり・自律神経失調症・不眠症・花粉症などに対して、以前から自由診療で使われてきた歴史があります。
ラエンネックの主な副作用として、注射部位の疼痛、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)、注射部位の硬結、頭痛、肝機能障害(AST,ALT 上昇など)が報告されていますが、これまでに重症な副作用の報告は1例もありません。
注意
ラエンネック投与後は、献血ができなくなります。
過去に輸血を受けた方が献血出来なくなるのと同じ理由で、「特定生物由来製品内に何らかのウイルスが混入している可能性がゼロではない」とされているからです。ただし、プラセンタの注射で何らかのウイルスに感染したという報告は、これまでに一例もありません。
脂肪燃焼点滴の配合成分
脂肪燃焼効果が期待できるL-カルニチンは、生体において脂肪の代謝に関するビタミン様物質で、脂肪が体内で燃焼する際に必要です。体内の脂肪を細胞外へ運び出し、エネルギーとして使われやすい形に変える働きがあります。L-カルニチンは加齢に伴って体内での生産量が減少すると言われ、欠乏すると肥満の原因になります。
年齢と共に痩せにくくなった身体に対してもL-カルニチンの補給が効果的です。L-カルニチンの主な効果として、脂肪燃焼、肥満防止、アンチエイジング、肝機能などの身体機能改善、有害ミネラルの除去があります。副作用としてごく稀に、アレルギー反応、頭痛、じんましん等が生じる可能性がございます。非常にまれですが重篤の副作用としてインスリン自己免疫症候群による低血糖症状が報告されております。※低血糖症状が出現した際には点滴を中止させていただきます。
各種美容点滴・美容注射に関しての特記事項
未承認医薬品等であることの明示
治療に用いる美容点滴・美容注射の成分は国内で承認されておりますが、当院では一部承認されている用法用量と異なる使い方をしています。そのため、保険適用外で自由診療となります。
入手経路
国内の医薬品卸売業者より入手しています。
国内の未承認医薬品等の有無
同様の成分や性能を有する国内承認医薬品はありません。
諸外国における安全性等の情報
諸外国で重篤な安全性情報の報告はありません。
医薬品副作用被害救済制度
万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。