重要なお知らせ

カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)院内水平感染終息のお知らせ

カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)院内集積につきまして、最終的なご報告を致します。2022年に尿培養からCREが検出されたのを踏まえ、接触者の便培養なども調査し、9例の発生があったことを令和6年7月12日にホームページにてお伝えしました。その後全入院患者に対して積極的保菌調査のために一斉便培養検査を施行し、全15件の便培養の陽性が確認されました。
 入院中の患者さんやご家族の方々、関係者の皆様に、多大なご迷惑とご心配をおかけいたしましたことに、心よりお詫び申し上げます。
 当院では、前橋市保健所、群馬大学医学部附属病院、群馬中央病院の方々にご指導いただき、職員一丸となって、手指衛生をはじめとする標準予防策、環境整備、抗菌薬適正使用などの徹底をはかってまいりました。痰培養、尿培養からは2024年4月以降新規の検出は認めておらず、また、2024年8月30日に再度積極的保菌調査のために、一斉便培養検査を行いましたが、新規検出者は認めませんでした。以上を持ってこの度、CRE院内水平感染終息と判断いたしました。
 しかしながら、現在16人のCRE保菌者の方が入院されており、今後も感染対策への取り組みを一層強固なものとして継続し、安心で安全な医療を提供する努力を継続してまいりますので、皆様のご理解とご協力をくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和6年10月10日
医療法人社団敬寿会 前橋城南病院 病院長 上間 貴子